~基本編~
◆労働組合って、なに?
A 
労働組合は、憲法や労働組合法で認められた、労働条件改善のための、働く者でつくり運営する組織です。使用者と対等の立場で団体交渉を行い、労働条件の改善に向けた活動を行います。

 

◆なぜ、労働組合が必要なの?
A 
法人化により国家公務員ではなくなった私たちの働き方は、労使の話し合いによって、各法人独自に決定することとなりました。
法律で縛られていたことに裁量が与えられ、同時に法律で保障されなくなったもの
もあります。私たち自身の働き方を私たち自身で作っていくことになったのです。
法人化当初は全国立大学横並びでしたが、徐々に違いが出てきています。
 
職場で困ったことが起きた時、一人で使用者と話し合うのは並大抵のことではありません。もしかしたら同じ悩みや意見を持つ人がいるかもしれません。
一人の声は小さくても、みんなで声を合わせればできることがあります。

 

◆団体交渉って、なに?
A 
団体交渉とは、労働条件の改善のために、労働組合が使用者(総長)と交渉することです。使用者は正当な理由がなければ、労働組合との団体交渉を拒むことはできません。

 

 


~組合紹介編~
◆組合って、どんな組織?
A 
本部、支部、専門部から成っています。本部の活動は、年1回の定期大会や、
 組合員による選挙で選ばれた役員で構成する執行委員会で議論・決定しながら
 進めます。

◆組合費はいくら?
A  
基本給の1.4%で上限4000円/月(支部や職種により多少異なります)です。
  パートタイム職員は500円/月です。
  組合費は、組合活動の行動費や広報費、全国大学高専教職員組合(全大教)
  への加盟費、日常業務を行う書記の人件費などに使われます。

◆政党との関係は?
A  
組合は、政治活動や特定政党の支持とは何ら関係ありません。
組合員の方がどのような思想・信条を持っていても自由です。

◆役員は面倒くさいな・・・
A  
確かに何かの委員になるのは面倒くさいですよね。しかし、ご安心ください。役員とは言っても特別な資格や能力が必要なわけではありません。「九州大学をより良くしたい、より働きやすくしたい」との思いがあればどなたでもできます。組合の活動は、みんなで行うのが原則ですから、それぞれの条件に合わせてみんなで分担して行っています。


◆入るとどうなるの?
A  
九州大学で働きながら普段感じていること、疑問に思っていることなど、あなたの意見を大学へ直接伝えることができます。また、組合へ提供されるうれしいサービスもあります。


   ●顧問弁護士による無料法律相談
    ⇒プライベートなことでもOK

   ●教職員共済が利用できる 
    ⇒団体生命、医療、火災、自動車、年金など

   ●ろうきんが利用できる
    ⇒住宅ローン、教育ローン、自動車ローンなど


◆人のつながりができるって本当?
A  
本当です。実はこれが一番重要なことかもしれません。普通に仕事をしているだけでは築けないような人間関係があります。顔の見える関係はきっと毎日を楽しくし、何事にも代えがたい財産になるはずです。

◆不利な扱いを受けたりしない?
A  
組合員であることを理由に不利な扱いをすることは、不当労働行為として労働基準法で禁止されています。そもそも私たち組合は、より働きがいのある職場の実現のために活動しているわけですから、不当労働行為とか難しい話以前の問題として、不利な扱いを受ける理由はどこにもありません。


◆残業でくたくた・・入ると何か変わるの?
A  
変わります。どうか組合に入って、その実態を教えてください。そして、普段感じている「こうすれば良いのに」という点を教えてください。組合を通して「こうできる」と大学へ提案すれば、必ず変わります。


◆困ったときに力になってくれるの?
A  
あなたが困ったとき、あなたといっしょに全員で知恵を絞るのが組合です。しかし、困ったことが起きてしまってからでは、できることにも限界があります。そうならないためにも、普段から組合が大きな力を持つことが大事です。あなたが一歩踏み出せば、組合はひとまわり大きな力を持てます。